LTE Cat.1 bis 通信モジュール SIM7672G 実網における接続検証完了のお知らせ

キャセイ・トライテック株式会社(代表取締役社長 中原 隆志)は、このたび LTE Cat.1 bis 通信モジュール SIM7672G について株式会社インターネットイニシアティブ様の実網による接続検証が完了しましたのでお知らせいたします。

 

LTE Cat.1 bis は 3GPP リリース 13 で規定された新たな通信規格で、従来の LTE Cat.1 とセルラー系 LPWA である Cat-M/Cat-NB の間を埋めるものとして期待されております。LTE Cat.1 同様に下り最大 10Mbps、上り最大 5Mbps をサポートしつつ、通信モジュールサイズ小型化やアンテナ 1 本(※1)のみでの運用を可能とすることで通信装置全体のサイズ縮小、コスト低減が実現されます。(※1 通常の LTE Cat.1 では2本のアンテナが必要です。 各キャリアでの運用の終了が進められている 3G 回線においてもデバイス側のアンテナは 1 本ですので、Cat.1 bis の RF 回路設計では 3G デバイス資産の活用も可能です。)

 

通信モジュール SIM7672G は最新の QCX216 チップセットを搭載した LTE Cat 1bis モジュールで、昨年 11 月に技適認証を取得しております。 この度、株式会社インターネットイニシアティブ様がご提供される IoT 通信サービス「IIJ モバイルサービス/タイプ I」などの利用が可能となり、弊社としても新たな通信規格としての普及に努めて参ります。

SIM7672 シリーズは UART、USB、I2C、GPIO などの強力な拡張性を持つ豊富な産業用標準インターフェースを統合しており、テレマティクス、計測、監視装置、産業用ルーター、遠隔診断などの主な IoT アプリケーションに最適です。


主な特徴

  • 日本国内の主要なバンドに対応(LTE/FDD:B1,B3,B8,B18,B19,B26,B28 LTE/TDD:B39,B41)
  • 24mm x 24mm のコンパクトサイズ
  • DRX に対応し機器の省電力化に貢献(DRX:0.64s Sleep Mode 消費電力:800μA)
  • MAC アドレススキャン機能(オプション)

関連リンク

SIM7672G 製品情報

株式会社インターネットイニシアティブ様 動作確認済みデバイス


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